中国地方に位置し、宮島や尾道など数多くの観光地を有する広島県。
ライブやコンサートも活発に行われており、スタジアムクラスのMAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島、アリーナクラスの広島グリーンアリーナ(広島県立総合体育館)、広島サンプラザ、ホールクラスでは広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)、上野学園ホール、JMSアステールプラザ、他にもHIROSHIMA CLUB QUATTRO、BLUE LIVE HIROSHIMA、SECOND CRUTCH、Live Jukeといったライブハウスなど、さまざまな会場があります。
今回は、東京から広島にライブ遠征・コンサート遠征をしようと思った際、どのような行き方があるのか、またそれぞれの交通手段の所要時間やかかる金額などを一挙にまとめてご紹介します。
それぞれの交通手段の注意点などもまとめましたので、ぜひ遠征の検討材料となればと思います。
目次
所要時間で考えると、東京から一番遠い大都市?そんな広島に行くにはどのルートが正解?
新幹線と飛行機、選ぶ基準は「価格」と「手間」
東京から広島へ行く際の交通手段としては、
- 新幹線(東海道・山陽新幹線)
- 飛行機(羽田空港or成田空港から広島空港へ)
- 夜行バス
の3つが主に考えられます。
新幹線は、東京〜広島間で乗車時間約4時間、飛行機だと羽田空港からは1時間25分、成田空港からは1時間40分かかります。
所要時間だけを見ると、飛行機が一番早く便利な交通手段のように感じられますが、広島空港から広島市街まではおよそ1時間かかります。
※広島空港の所在地は、広島県三原市にあり、広島市街地からは約50キロ離れているのです。
詳細はこのあと解説しますが、自分の家から広島市内までのトータルの移動時間、自分の移動したい時間帯、予算などを踏まえた上で、どちらの交通手段を利用するか決めると良いでしょう。
東京から広島まで、新幹線で行く際のメリット・デメリットは?
東京方面から広島方面まで、新幹線を使って移動する場合のメリット・デメリットは以下の通りです。
東京〜広島 新幹線で移動するメリット
- 乗り換えがないため、移動が楽
- 1時間に3〜5本直通列車が走っているため、時間の融通が効く
- 夜遅くにも移動することができる
東京から広島まで、新幹線を使って移動する場合、東京駅から広島駅までは直通の新幹線(のぞみ・ひかりの広島行き、もしくは博多行き)に乗れば乗り換えなしで移動することができます。
飛行機の場合、広島空港から広島市街地までの移動が発生しますので、それと比べるととても楽に移動することができます。
また、東京から広島までの直通の新幹線は日中の時間帯で3本、朝のピークの時間帯には5本走っています。
飛行機は、新幹線と比べると1日に運行している本数が少ないため、それと比べると出発時間、到着時間に融通を効かせることが可能です。
また、万が一寝坊してしまったり、帰りに滞在時間を伸ばしたいと思った場合も、指定席券で時間変更をする、もしくは自由席に座れば、容易に時間を変更することができます。
予定がはっきりしない場合や、比較的自由なタイムスケジュールを組みたい場合には、新幹線の方が便利と言えるでしょう。
なお、東京から広島行の新幹線の最終は19:50発、広島から東京行の新幹線の最終電車は20:01発となります。(2019年6月現在)
広島空港に発着する飛行機は21時台発着までありますが、空港までの移動時間やチェックイン時間を加味すると、新幹線を利用する方が遅い時間でも移動することが可能です。
仕事終わりに広島に向かいたい、できるだけ広島での滞在時間を長くしたいという方は、新幹線を利用する方が望みをかなえることができます。
東京〜広島 新幹線で移動するデメリット
- 他の交通手段より割高
- 同じ列車での移動時間が長い
東京から広島まで新幹線で移動する際、のぞみ指定席券を定価で購入すると片道19,080円かかります。
新幹線自由席券だと18,040円、新幹線回数券を購入すると17,700円、会員登録が必要になりますが、exicのEX早特21を利用すると最安で行くことができ、14,000円です。
飛行機だと、早割など格安運賃を利用すると最安で4980円から移動することができます。
うまく安い航空券が買えると、新幹線の片道分よりも安い料金で飛行機を利用した往復移動ができる可能性もあるため、とにかく安く移動したい!という方は、新幹線よりも飛行機にメリットを感じるかもしれませんね。
また、新幹線だと乗り換えなしで東京から広島まで移動できますが、逆をかえすと東京・広島間の移動約4時間を同じ新幹線の同じ座席にて過ごさないといけないということでもあります。
わたしの場合、これが少し苦手でもあります…。
もちろん、途中でトイレに行ったりと移動することはできますが、それも通路側の席でないと難しい。
腰痛持ちの人などはずっと同じ姿勢で同じ場所に座っているのがしんどい、という方もいるでしょう。
これに関しては、メリットでもありデメリットでもある側面ですので、ご自身の身体や体調と相談しつつ、最善の手段が選ぶようにしてくださいね。
東京から広島まで、飛行機で行く際のメリット・デメリットは?
東京(羽田空港・成田空港)から広島(広島空港)まで、飛行機で行く際のメリット・デメリットは下記の通りです。
東京〜広島 飛行機で移動するメリット
- 格安で行くことができるケースが多い
- 乗り物に乗る時間は少なく済む
東京から広島方面へ飛行機で移動する際は、羽田空港から広島空港に向かうルートと成田空港から広島空港に向かうルートの2種類があります。
羽田空港から広島空港へは、ANAとJALが発着しています。
そして、成田空港から広島空港へ発着している航空会社は、IBEX(ANAとの共同運行便)と、Spring Japan(春秋航空)の2社です。
どちらの空港から広島空港へ移動するかは、ご自身のお家から空港までの距離や飛行機の料金にもよりますが、航空券の料金はLCCであるSpring Japanが最安なケースがほとんど。
2019年6月現在、Spring Japanで東京方面(成田空港)から広島空港へ移動する際の最安値は4980円となっています。
新幹線の運賃の3分の1以下の金額で広島まで行くことが可能です。
また、飛行機で東京から広島へ移動する際、先述の通り広島空港までは1時間20分〜1時間45分、高速バスで広島市街地までは約1時間となっているため、乗り物に乗っている時間自体は合わせて2時間半〜2時間45分程度。
待ち時間などを入れると、順調にこの時間のみで移動することは難しいですが、約4時間同じ車両に乗っていなくてはならない新幹線移動と比べ、乗り物に乗っている時間自体は短いため、密室での移動が苦手な方には飛行機とバスでの移動も良いかもしれません。
東京〜広島 飛行機で移動するデメリット
- 乗り換えが面倒
- 時間の融通をきかせることが難しい
東京から広島の市街地へ飛行機を使って移動する際には、広島空港から広島市内までバスで移動する必要があります。
基本的に飛行機のダイヤに合わせてバスは運行されていますが、交通状況によって所要時間が前後しますので、注意が必要です。(特に、GWや年末年始、連休などは道路が混雑する可能性もないとは言い切れません)
また、東京・広島間の飛行機の便数は1日20便程度。(2019年6月現在)
1時間に3〜5本程度運行している新幹線と比べると、どうしても選択肢は少なくなってしまいます。
これに加え、飛行機は割引運賃でチケットを購入していた場合、気軽に便変更を行うことは難しく、急な予定変更が発生する恐れがある場合は、利用をおすすめすることはできません。
東京から広島まで、夜行バスで行ったら時間・料金はどれぐらい?
東京から広島までは、夜行バスで行くことも可能です。
さまざまなバス会社から東京・広島間を結ぶ夜行バスは運行されていますが、いずれも20時〜21時台に東京を出発し、9時台に広島へ到着するものがほとんど。
所要時間は10時間半〜12時間半程度と、ほぼ半日近くバスに乗る必要があります。
金額は最安で4700円(2019年6月現在)と、もっとも安い金額で行くことはできますが、Spring Japanの最安値4980円と280円しか変わらないため、時間とお金を天秤にかけて検討した方が良さそうです。
(ちなみに私も、夜行バスで広島まで行ったことはありません…)
東京から広島へ泊まりで遠征するなら、パックツアーもおすすめ
東京から広島へ遠征する際、宿泊を要する遠征日程の場合は、旅行会社各社が出しているパックツアーを利用して行くと、お得に楽に旅の手配ができる場合もあります。
トラベルコのような格安ツアー比較サイトで探すもよし、旅行代理店のサイト経由で検索してみるもよし、遠征スケジュールや予算と照らし合わせながら、自分に合うプランを選んでみると良いでしょう。
パックツアーで広島旅行を探している場合、このようなサイトから良いプランを見つけることができるはずです。
●楽天トラベル

●日本旅行

●駅探

●じゃらん

●JTB

●JALパック

●赤い風船

まとめ
東京から広島までは約800キロも離れています。
そんな遠い土地ですが、新幹線・飛行機を利用すれば、スピーディーに移動をすることが可能です。
宮島や原爆ドーム、少し足を伸ばせば尾道など、観光を満喫することも可能ですし、お好み焼きや牡蠣、もみじまんじゅうなど、おいしい食べ物もたくさんある広島。
ぜひライブやコンサートと合わせて訪れ、その土地も十二分に楽しんできてくださいね!
あなたの広島遠征・広島旅行が楽しくなることを祈っています。