2019年5月12日。someno kyotoにて、wacci橋口洋平と松室政哉の対バンライブがありました。
このふたりのライブを観たくて、はるばる京都まで!
ちょっと急に決まった日程だったので、できるだけお安く済ませたく…弾丸0泊2日で旅をしてきました。
この日は最高気温30℃という、もはや初夏なお出かけ日和。(むしろ暑いぐらい。笑)
早朝からアクティブに、なかなかいい感じにいろいろなところを巡ることができたので、ちょっといつもの記事とは趣向を変えて、わたしの旅のルートを記録してみようと思います。
京都市内の徒歩圏の距離感や時間、公共交通機関の使い方、この時期の京都の巡り方(観光ルートの組み方)など、参考になれば幸いです!
1日目(移動日)
23:00 池袋・サンシャインバスターミナル
今回は行きは夜行バスで行くことにしたので、前日の夜に池袋のバスターミナルへ。
ちなみに余談ですが、私が夜行バスを選ぶときの基準は下記の3点。
- 3列シート
- コンセントがあるかどうか
- 乗車時間の長さ(短いかどうか!)
学生時代はひたすら安さ重視で4列シートにも乗っていましたが、さすがに最近は夜行バスでも快適性をある程度確保したいので、3列シート、できれば3列独立シートを選ぶようにしています。
2列シートも乗ったことはありますが、なかなか時間と本数と金額の折り合いがつかないことも多く、3列独立なことが多いかな〜という感じです。
なお、コンセントは必須!(特に帰りに夜行バスに乗るときは)
たまに「コンセント有」で予約したはずなのに、車両変更などでない車両に当たってしまった時は異様に凹みます。
そして地味に大事なのは、乗車時間の長さ。
これは短ければいいというものでもなくて、経由地が少ないかどうか(時間のロスが少ない、かつ経由地・停車回数が少ないほうが遅延リスクが低くなる)、所要時間が妥当かどうか(きちんとした計算がされている方が予想通りの時間に着く確率も上がるのでそのあとのスケジュールが組みやすい)を基準にしています。
それぞれの土地を車で移動するとどれぐらいの時間かかるか予想がつかない…という人は、Googleマップで調べつつ調べてみると良いですよ。
23:00すぎに池袋を出発し、1回目の休憩は駿河湾沼津SAでした。
さすがにこの時間はコンビニしかあいてませんでした。
このSAを出た瞬間に爆睡。そして…次からはもう2日目です。笑
2日目(京都観光・ライブ当日)
5:30 京都駅八条口
京都駅に到着する予告アナウンスが流れたタイミングで目が覚め、寝ぼけ眼のまま京都駅八条口に夜行バスは到着。
そのまま降りて、まだ人気のない京都駅の駅ビルを抜け、烏丸口の方へ。
とても澄んだ空と朝日、そして京都タワーが出迎えてくれました。
早起きも気持ちいいもんだな(強制的に起こされたとは言え)。
さて、東京を出る前に自宅でシャワーは浴びてきましたが、こんな早朝ですし、今日は夕方のライブが一番のイベントなので、早朝から行動力高めに動くのはガソリン切れの危険があります。
とりあえず、夜行バスでバキバキになった身体をゆるっとほぐしに行きますか、ということで、京都の街をのんびりと歩き、次なる目的地へ向かいました。
ちなみに普段は通らないような住宅街を通ってみたりして、
こんなレトロな建物を見つけたり、
高瀬川の横を歩いたり(水辺と草木、ほど良い日陰で気持ちよく歩けたけど、季節柄もあってか小さい虫たくさん飛んでたので、苦手な方は気をつけて)と、観光地・京都の中にある「日常」の風景を楽しみつつ歩きました。
ちなみに猫にも会いました。
頭隠して尻隠さず。
6:00 サウナの梅湯
京都に詳しい大阪住みの友人に「早朝から京都にいるならオススメの場所」として教えてもらったのが、七条と清水五条の間、鴨川近くにあるサウナの梅湯。
なんと、ここは土日に限り朝6時から朝風呂営業をしているのです…!(2019年5月現在)
このビジュアル、最高では?外観からすでに最高。レトロ感満載。
さすがに銭湯なので内装は撮影できなかったけど、中も昭和レトロな感じでとてもすてきでした。
でも、脱衣場とかお風呂とかきれいであってほしいところは清潔。
入り口入ってすぐのところに番頭さんがいて、お金を払って、お風呂に入って(サウナもあった!)、お風呂上がりに牛乳を飲む。
日曜の早朝から充実感満載でした。
夜行バス下車後のひとっ風呂に、はたまた夜行バス前にさくっとお風呂に入るときに、どちらにも使える便利ですてきな銭湯です。
サウナの梅湯
京都府京都市下京区岩滝町175
定休日:木曜日
営業時間:平日 14:00〜26:00、土日 6:00〜12:00・14:00〜26:00
7:15 のんびり河原町〜京都市役所方面へ散策
お風呂にも入り、さっぱり目も覚めたところで次の目的地のお店のオープン時間までまだ少し余裕があったので、のんびりと歩きながら移動しました。
梅湯の前にあった建物(キコク食堂)もなんだかレトロでかわいらしい。
高瀬川をそのままぐぐっと上って、
河原町。鴨川のほうにもちょっと行きました。朝日が眩しい。
空の青さがとてもきれいでした。
8:00 スマート珈琲
そして、オープンと同時にこのお店へ!
このレトロさ、とてもそそられる。スマート珈琲です。
オープン5分前ぐらいにお店の前についたのですが、もう長蛇の列。
ギリギリ1巡目で入ることができたので、待ち時間なくスムーズにモーニングタイム。
カフェラテと念願のたまごサンドをいただきました。
ちょっとマスタードが効いていたかな。実はマスタード苦手なわたしは、塩をちょっぴり振ってごまかしました。(すいません)
たまごはあったかいままサンドされているので、ほくほくでおいしかったです。
スマート珈琲
京都府京都市中京区 寺町通三条上る天性寺前町537
営業時間:8:00〜19:00
定休日:無休(年末年始などは除く)
9:15 京都市役所駅から蹴上駅へ
次の目的地へはバスで行こうかなとも思ったのですが、京都市役所駅前のバス停がいくつかにわかれていて、どこから乗ると目的地にいけるバス停なのかがよくわからず、諦めて乗り慣れている地下鉄に乗り、蹴上駅へ向かうことに。
9:30 蹴上インクラインとねじりまんぽ
蹴上駅から、少し坂を上がって裏道に行くと蹴上インクラインにたどり着きます。
本当はもう少しふもとに近いところからこの線路を撮りたかったのですが、謎のバンド(インディーズの方でしょうか…)がMVの撮影をしていてバンドセットでど真ん中を塞がれてしまっていたので撮影ができず。残念…。
桜の季節はここが一面ピンク一色に染まるようです。
そして、ねじりまんぽをくぐり抜け、南禅寺方面へ向かいます。
トンネル内部のレンガがねじれていることからねじりまんぽと呼ばれている?らしいここ。
中に入って頭上を見上げると、時空が歪んだような不思議な感覚になります。
古めかしいレンガ造りだけれど、すぐ横には現代的な歩行者通行を示す標識が並んでいる。そんなミスマッチ感も、なんだかより一層不思議な気分にさせてくれるのです。
10:00 南禅寺
京都にはたくさんの神社仏閣があり、それぞれ違った良さがあって好きなところたくさんなのですが、中でもわたしが群を抜いて好きなのがここ、南禅寺。
なかなか最近は京都に来ても時間がなくて、中心部しかうろつかなかったりしたので、久しぶりに来たような気がしました。
相変わらずとても神秘的。
今回は時間があったので、茶室にも寄ってみました。
お茶飲みながら窓から見える滝の音を聞いてまったり。
そして令和から御朱印集めをしようと思って、御朱印帳を買いました。
水路閣の景色が素敵。御朱印帳というと和風な柄が多いイメージですが、これはちょっとぱっと見はノートみたい。カジュアルに持ち歩きができそうなところも良いなと思いました。
すてきだなあ、南禅寺。
10:45 ブルーボトルコーヒー 京都カフェ
南禅寺でかなりのんびりしてしまい、すっかり日が頭の上にのぼってしまったこの時間。
この日は天気予報で30℃近い最高気温が叩き出されており、おそらくこの時間にはすでにそれぐらいの気温はあったのではないかと…覚悟はしていたけれど、汗ばんできました。
ちょっと喉が乾いたなあ…と思いながら、南禅寺を出て次の行き先へ向かっている最中におしゃれな看板を発見。
見覚えある青いボトル!
…と思って奥の方へ目をやったら、古風な雰囲気とモダンさが融合したメインの建物が目に入りました。
東京で見るブルーボトルコーヒーは白が基調でおしゃれなイメージ。
京都の風景に合わせた外観にしながらも、店内の雰囲気はグレーと茶色基調の無骨な雰囲気もあり、テイストのミックス加減がこれはこれでおしゃれだな、と感じました。外国人観光客もたくさんでした。
暑かったので、ここは迷わずアイスカフェラテ。
10:50 琵琶湖琉水記念館の近く
ブルーボトルコーヒーで買ったカフェラテを片手に次の目的地へ歩いていたら、水辺に紫色の綺麗なお花たちがあるのが目に入りました。
この前後にはカメラ小僧なおじちゃんたちが数人いて、いないところで写真を撮ろうと思ったら、「ここからのアングルがええねん」って言って一瞬譲ってくれたのでした。ありがとうございます。
関西に来ると、周りにいる人が軽率に話しかけてくるよね。(いい意味で)
一人でぶらっと旅しているときには、ありがたいなって思います。
しかしここ、とてもいい絵は撮れますが、水辺なので蚊がたくさんいた…なので、この写真だけ撮ってすぐに退散。
もしここで写真を撮りたいという方は、虫除け対策をしてくださいね。
この撮影スポットはこの巨大な輝きの像があるところから階段を降りたあたりでした。
11:05 平安神宮
ちょっとのんびりしすぎてしまった!笑
本当は京都市動物園のあたりももう少しゆっくりうろうろしようかな〜と思っていたのですが、だんだんと後ろの予定が詰まってきたので、足早に歩いて、南禅寺の次に向かおうと思っていたここ、平安神宮へ。
令和に変わってすぐ。やっぱりここに来ないとね、と思ったのでした。
これも暦が変わったばかりだから見れるのかな?と思って、せっかくなので写真に納めておきました。
平安神宮では、おみくじをひきました。
京都でおみくじを引くのは、昨年の12月にスキマスイッチのALGOrhythmツアー振替公演の時に寄った八坂神社ぶり。
2019年は、3月に福岡の太宰府天満宮に行った時に引いたので、二度目…?笑
端的に言うと、今回の結果は微妙でした。苦笑
「調子に乗ると、えらい人から怒られるよ」みたいなことが書いてあって、小吉だったので気をつけようと思います。
運が上へ向きますように…とできるだけ上のほうに結びつけて退散。
あ、もちろん平安神宮でも御朱印をいただいてきました。
南禅寺の御朱印は既に書かれているものを購入する方式だったので、先ほど買った御朱印帳にその場で記載をしてもらうのは、これが初めて。
風情があって素敵。描いている様子を見て、「あー令和なんだなあ」ってなんだか実感もわきました。
11:35 バスで河原町へ
涼しかったらのんびり歩くことも考えたのですが、暑さに負けたのでバスを使って朝いた河原町方面へ戻ります。
(歩くのが好きなので徒歩も選択肢に入れていましたが、たぶん普通の人は歩かない距離なんだと思います…この距離。笑)
12:00 minä perhonen Kyoto
友人たちと合流する前最後の目的地は、minä perhonen Kyoto。
このブランド、わたしは大好きで、しかも地方にある店舗の佇まいが好きなので、遠征先にお店があるとつい立ち寄ってしまいます。
京都は特にマストで行ってしまう…ビルの中に、ブランドの中のさまざまなラインの店舗があり、さらにほぼ日が運営しているTOBICHIもあるのです。
時計を見ながら行動しないと、ついつい時間を忘れてしまいがち。
ライブの遠征で来ているし、そもそも最近遊びすぎだし…自重しようと思っていたのに、現物たちを目の当たりにしたら冷静でいられるはずないですよね。
気がついたら手にはショッパーが。あれ、おかしいな?笑
戦利品はこちら。
はぎれセット3つと、新作anemoneのレッスンバッグ。
本当はレッスンバッグは子ども用なのですが…かわいさに負けてしまいました。笑
ちょっとしたお出かけのときに便利です。サイズは小さいんだけども…使い道はいい感じに見出せたらなあと思います。アネモネの柄がとにかくかわいい。
しかし、このお店に行くといつも誰かしらが洋服を10万円近く爆買いしている。(と言っても1点あたりの単価が高いので、2・3点買ったらそれぐらいにはなるのですが)
ああいう買い物ができる人は一体どんなお仕事をしているのだろう…って、つい気になってしまうのです。笑
12:45 友人たちと合流
河原町のマルイ前で待ち合わせ。
ここって昔阪急だったよね。だからいつも「阪急前」って言ってしまう。
関西人じゃない友達と待ち合わせると「阪急ってどこ?」ってなってしまうのです。
13:00 カオススパイスダイナーでランチ
京都に来てもカレーを食べるわたし。
カレー好きミュージシャンたちがこぞって食べているのを見て気になっていたこちらにやっと足を運ぶことができました。
お店の名前は、カオススパイスダイナー。
名前からしてカオスな気配…と思っていたけれど、店内はおしゃれな空間でした。(ちょっと気が引けて撮影はできなかった)
CDやレコード、映画のパンフレットみたいな冊子や洋書、アメコミのフィギュアのようなものが飾られていたりして、映画や音楽好きな人はカレーが来るのを待っている間も眺めているだけで楽しめるかも。
そしてカレーはこちら!
定番のカオスキーマに、週替わりのチキンビンダルー、南インド風カッドゥー(豆乳とカシューナッツペーストに、カボチャが入ったカレー)の3種あいがけに、スパイス玉子を追加、ごはんはスモールサイズのブレンドにしました。
カオススパイスダイナーは、ごはんの量が通常(240g)とスモール(120g)と選べるのが魅力的。
ごはんだけでなく、ルーの量もおそらく合うように調整されていて、やはり男性向けにボリューミーなことが多いカレー屋さんで、おなかがはちきれそうになりすぎないのはありがたいです。
「おいしい!もうちょっと食べたい…」と思える塩梅で完食できるこのサイズ。他のカレー屋さんでもこういうサイズのバリエーションがもっと増えるといいな〜と思いました。
ちなみに人気店なので、やはり休日は行列必至。
日曜日の13:00ごろに行って、30分ぐらい並びました。
おなかぺこぺこな状態でいくと大変なことになるので、そのあたりも見込んだ上でお店に行けると良いかな、と思います。
14:30 時間を潰す
友達が泊まるホテルへ荷物を預けに行ったり、ちょっと一息ついたり。
暑いところから空調が効いた室内に入ったらゆるゆる〜っとしてしまって、動けませんでした。笑
15:45 someno kyotoへ
この日の旅行のメインは、先述の通りsomeno kyotoでのライブ!
SNSとかいろんなところで見ていたこの看板、やっとこの目で見ることができました。
気になっていたハコだったのです。
今回は、wacci橋口洋平と松室政哉の対バン。ポンジーがオープニングアクトで出演していました。
開場前に会場の外で整列の号令していたお兄ちゃん、ひょうきんだなと思っていたらポンジーのメンバーでした。幕が開いてオープニングアクトの演奏始まった瞬間に驚き。笑
ライブの感想は追々別記事で。
19:45 タイガー餃子河原町で夜ごはん
ライブ終わって「京都餃子食べたい!餃子だー!」って言って、ライブ会場の近所にある餃子屋さんに入ったけれど、タイガー餃子ってよくよく考えたら東京にもある店舗でした。おいおい!笑
本物の京都餃子は次回リベンジしよう…(新幹線の時間が迫っていて調べる余裕がなさすぎた。反省)。
とはいえ、タイガー餃子も餃子の種類たくさんでメニューも豊富でおいしかったですよ。
わたしは1時間ぐらいしか滞在できなかったけど、たっぷり餃子食べました。
ねぎまみれの餃子
ひと口餃子
パリ皮餃子
一番レギュラーな餃子。もちもちおいしくて1時間の滞在時間の間にもう1皿追加。
映えない黒チャーハン。(おいしかったけど映えない)
他にも青菜の炒めなど食べました。
そしてわたしは1時間ほどで退散。
河原町から京都駅まで、お酒も飲んでいたし電車の移動が面倒になってしまい、リッチにタクシー乗りました。笑
21:00 京都駅八条口
ちなみに、四条河原町の交差点近くでタクシーを拾って京都駅八条口までタクシーに乗ったら1090円でした。
電車で阪急河原町から烏丸駅まで乗って、四条駅から烏丸線で京都駅まで出ると360円なので、3人以上だったらタクシーに乗ってしまったほうが安く済みますね。距離は短いけど2路線だから高くつく移動なのです。(ちなみにバスだと230円)
10分ぐらいで京都駅について、新幹線に乗り込み東京へ。
滞在時間述べ16時間ほど、移動時間を含めても26時間ほどの旅でしたが、弾丸な割には京都を満喫できたのでは?と思っています。
コスパ的には大満足!
まとめ
参考になるかはわかりませんが、0泊2日、行きは夜行バス、帰りは新幹線で移動した5月の京都の旅の模様をまとめてみました。
人それぞれの移動のペース、各観光名所での滞在時間などはあるかと思いますが、効率的な行程の組み方、寄り道スポットなど、参考になればと思います!
…ちなみに、こういった旅行レポートのようなものの需要はあるのかしら…?
今後の記事作りの参考にしたいので、ご意見や感想など、下記コメント欄やフォームからいただけましたらうれしいです。